死にたがりのブルー
緊張で高鳴る胸を落ち着かせようと、流れる景色を眺めて1駅、2駅。
あっという間に最寄り駅について、改札を抜けるとそこにはもう早川くんがいて。
こ、心の準備が…!!
さっと柱の影に隠れて、深呼吸をひとつ。
ついでにスマホを鏡代わりにして髪型を整えて、ササッとリップだけ塗り直して。
「ごめん早川くん!おまたせっ」
「んーん、全然。こっちこそ急にごめんね」
慌てて駆け寄った私に、早川くんは申し訳なさそうに眉を下げた。
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ただただきみが好きだった
他の子のに目移りされることも分かってた
私だけを見てくれるなんて最初から思ってなかった
それでも構わなかった
きみの隣にいられるだけで、私は
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好きな子とか、気になる子とか
そういう特定の
"トクベツな子"がいるわけじゃないし
来る者拒まず去るもの追わず
そうやってゆるくやってるから
最初に言うんだよね
「…俺、浮気するよ?」
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一途女子 × チャラ男
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×
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家政婦と、その雇い主
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