副社長のイジワルな溺愛
「いつからそんな女になったんだ?」
「……分からないです」
「……本当に?」
耳元でわざと吐息混じりで問いかけると、条件反射で肩が上がった。
綺麗な髪を掛けて、直接唇を触れてキスを落としたら、彼女は俺の胸元にぎゅっとしがみついてきた。
「茉夏」
彼女に覆い被さって見下ろすと、優しい春の月明かりで照らされた茉夏の瞳が潤んでいる。
昼間と同じ要領で指先で腰のあたりから辿り、両胸の自然なふくらみには触れず、その間を通ってまっすぐ唇に行きついた。
「茉夏の唇、好きだよ」
「っ……」
「やわらかくて、ふっくらしてて……食べたくなる」
重ねたら、止められない。
理性なんてこの世の彼方に放り投げて、彼女を何度も啼かせてみたくなる。
背中に胸に、太ももに。
俺のモノだっていう真っ赤な印を散らしながら、俺は彼女を幾度も突き上げ続けた。