深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
「ややこしくなってきたね…」
溜息をつく私達。
1回まとめると
30年前の事件が呪いの発端で
その原因が私達の親で……
「じゃあ、その30年前の事件を
詳しく調べれば私達の親の死の理由など
わかるってことですね」
私の思考を遮って
恢斗は険しい顔のまま
なにかを考えるようにそう言うと
黙り込んだ。
このままじゃまだなにもわからない。
恢斗の言う通り今日も調べる必要が
ありそう。
「でも外にいるのは危険よね…
昨日の今日で……」
昨日午前で学校を終えて
ここに集まった時に
姿を見せたナイフの存在が
外に出ることを躊躇させる。
柚姫がいなくなってことで
なにも考えずに飛び出してきてしまったけれど考えれば今も危険だ。
そもそも親の過ちが私達の代に
呪いとして現れるのは何故?