深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
私達は身近の幸せを堪能していた。
だから、周りの苦しみなんてわかってなかったんだ。
自分達しか見えてなかったんだ。
例えば…
『ふふっキャハハハハ!八崎莉香、ちゃんと神咲澪夜を裏切ってね!死にたくないん
デショ??誰だって自分の命が
大事だもんネ!』
「ごめん…ごめんねぇっ…澪夜ぉっ」
大好きな、大好きな
親友の悲しい真意も
「澪夜さん…あなたは、きっと
智弘さんの事を…」
人1倍気を使ってくれた人の
意外な想いも、苦悩も
気持ちよく抱き合って眠る私達は
全然知らなかったんだ。
2000/8/4 22:29
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