深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
7.重なる犠牲と涙の終焉
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2000/8/5 9:12 《澪夜side》
「最高の……しん、ゆう……」
凍りついた空気の中
私は莉香の手帳の最後のワンフレーズを
読み終え滂沱と涙を零していた。
莉香。莉香……
私はなにもわかってなかった。
ただ拒絶されて悲しんでるだけで
もっと辛い思いをしている人の事を
全く考えていなかった。
「莉香が、そんな事を……」
智弘もうっすらと目を潤ませ
顔を逸らし悔しげに俯いた。
「媛乃さん……莉香さんと交わした“約束”
は本当ですか?…なら澪夜さんは
殺さないんですよね」
「…私はそんなこと、望んでない…」
恢斗が退屈そうにふよふよと浮いている
媛乃に怒りを抑えて声をかけた。
2000/8/5 9:12 《澪夜side》
「最高の……しん、ゆう……」
凍りついた空気の中
私は莉香の手帳の最後のワンフレーズを
読み終え滂沱と涙を零していた。
莉香。莉香……
私はなにもわかってなかった。
ただ拒絶されて悲しんでるだけで
もっと辛い思いをしている人の事を
全く考えていなかった。
「莉香が、そんな事を……」
智弘もうっすらと目を潤ませ
顔を逸らし悔しげに俯いた。
「媛乃さん……莉香さんと交わした“約束”
は本当ですか?…なら澪夜さんは
殺さないんですよね」
「…私はそんなこと、望んでない…」
恢斗が退屈そうにふよふよと浮いている
媛乃に怒りを抑えて声をかけた。