深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~
エピローグ〜止まらない負の連鎖〜


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<10年後> 2010/8/1 14:21


東京の都心部。


人は行き交い
たくさんの話し声が混じり合う。


とある学校の前で
ひとりの女子高生がネットで都市伝説を
調べていた。


「なにこれ……幽霊、トンネル?」


女子高生は誰もいない中
校門の前で携帯をいじり


ふと見つけたサイトを食い入るように
見つめていた。


「深夜零時に魔莉乃村の奥の
トンネルに入り、願い事をすれば
必ず叶う……?」


首を傾げ興味を示す女子高生。


「魔莉乃村って……今噂になってる
“無人の村”だよね…確か近かったような」


どうやら今、魔莉乃村が
噂になっているらしい。


「いってみよーかなぁ…
願いなんて叶うわけないと思うけど」


女子高生は
重々しくため息をついた。


その腕には痛々しい痣が
ところどころ見えている。


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