『好き』を伝えたい
『理由を述べよ』と腕を組みたたずむ主任様…。
「あ~えっと…。私、ホントは正社員で働きたくて…。出来ればココでなれたら良かったんですけど…」
ボソボソと話し出す私の言うことの先がわかったのか、主任は『あ~』と納得した声を出した。
「人事のタヌキ部長か…」
「タヌキって…。でも、まぁ、はい。そうゆう訳です」
1年前、ココに派遣された時は評価されたら、そのまま正社員に、って話だった。だから頑張った。評価もなかなかだったと思う。
だけど今回新しく就任した人事部長から、『派遣からは正社員は取らない』と宣言されてしまったのだ。
居心地の良さを選ぶか、将来的な事を考えるのか、
悩みに悩んだあげく私は契約を更新しなかった。
「んー、そうゆう理由なら仕方ないよなぁ」
「はい…すみません…」
怒られているわけではないけれど、肩が小さくなってしまう。
「謝んなって。先の事を考えたらそれが正しいと思うよ。残念だけどさ。仲村さんなら余所でも全然いけると思うし。頑張れよ。」
「あ~えっと…。私、ホントは正社員で働きたくて…。出来ればココでなれたら良かったんですけど…」
ボソボソと話し出す私の言うことの先がわかったのか、主任は『あ~』と納得した声を出した。
「人事のタヌキ部長か…」
「タヌキって…。でも、まぁ、はい。そうゆう訳です」
1年前、ココに派遣された時は評価されたら、そのまま正社員に、って話だった。だから頑張った。評価もなかなかだったと思う。
だけど今回新しく就任した人事部長から、『派遣からは正社員は取らない』と宣言されてしまったのだ。
居心地の良さを選ぶか、将来的な事を考えるのか、
悩みに悩んだあげく私は契約を更新しなかった。
「んー、そうゆう理由なら仕方ないよなぁ」
「はい…すみません…」
怒られているわけではないけれど、肩が小さくなってしまう。
「謝んなって。先の事を考えたらそれが正しいと思うよ。残念だけどさ。仲村さんなら余所でも全然いけると思うし。頑張れよ。」