好きなんて…言えない
「んー、まだ考え中!」


中学の時はバスケやってたけど…


なんかなぁ〜



「ふーん。中学の時キャプテンだったじゃんバスケの、もうやんないの?」


「まぁ、バスケは好きだけど新しいことにも挑戦したいなって思ってさ」

今、私たちは校門をくぐって教室に向かう途中


「ほーほー、大人な事言っちゃって〜」

と笑いながら言ってきた騎士

「バカにしないでよ!バカ騎士」


ちなみにまだ、おぶられたままですので…
「ねぇねぇ!ちょっと!!かっこいい人いるんだけどっ!」

「うわぁ!本当だっ!この高校にして正解だったぁ〜」

と、まぁいろんなコメントがたくさん
私を背負っているこの男に降り注いでますよー。

中には
「あのかっこいい人が背負ってる女なんなの?彼女??」

「えぇー!ありえないでしょ〜…」

と、私に非難な声も聞こえてくる。



慣れてるから平気だけどね

なんせ、中学時代凄かったから


なんとベタな校舎裏に先輩方に呼び出されーの脅されーの…




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