見えない・・心
···大学卒業
大学の卒業の日
パパとかすみちゃん、佑斗君が
来てくれた。
イケメンの佑斗君と美人のかすみちゃんに
まわりは、ざわざわ・・・
少し、遅れてきたパパには、
黄色い歓声まであがっていた。
そう、この三人は目立つ!!
「誰の、知り合い?」
「えっ、父兄?」
「誰かの兄弟じゃない?」
「すてき」
「かっこいい!!」
いろんな・・声が・・
はあ、側に行きずらいな・・・
と、考えていると
「かのん!!」
と、かすみちゃん。
「ああ、やはり榎音ちゃんか・・」
など・・など・・
「榎音、卒業おめでとう。」
「うん。パパ、来てくれて
ありがとうございます。
佑斗君、かすみちゃんも、
今日は来てくれて
ありがとうございます。」
と、言うと
かすみちゃんが花束をくれた。
綺麗・・・おっきい・・
「佑斗君、かすみちゃんありがとう。
四月からよろしくお願いします。」
と、言うと
「期待してるわよ。」
と、かすみちゃん。
佑斗君は、頭をなでてくれた。
「佑斗、きやすくさわるな。」
と、パパ。
「いいじゃないですか。
俺の自慢の姪なんだから。」
「うふふっ。
もう、兄さんも、佑斗も・・・
ここから離れるよ。
邪魔になっているから
榎音は、
この後 謝恩会の準備あるんでしょ?」
と、言われて
大学の友人に挨拶をしてから
帰宅した。
謝恩会の帰りに淕‥先生から
調度・・電話がかかってきた。
「榎音、卒業おめでとう。
楽しかったか?」
「うん、ありがとうございます。
楽しかったよ。
でも、学生でなくなるという
不安と期待で・・」
「大丈夫だよ、榎音なら。
いつでも、なんでも
話は聞くからな。
明日は、本当に一人で
大丈夫か?」
「うん、ありがとう。
明日・・報告するね。」
「ああ、気をつけて帰るんだよ。
ついたら・・」
「電話ね、ちゃんとします。」
本当に、心配性なんだから・・
と、可笑しかった。
理人には、時間と場所は連絡した。
淕が、二人だけになる所は
ダメと言うから公園にした。