見えない・・心
8☆☆別れ

···好きな人が


待ち合わせの時間に・・公園についた。

理人も調度‥‥‥‥。

私を見つけると
手を振って
「榎音、元気だった?
あっ、そうだ。
卒業おめでとう」
「うん、ありがとう。
理人も、卒業おめでとう。」
と、言うと
「移動する?」
と、言われたから
首を振ると・・・
「どうしたの?」
と、理人。
「理人・・理人っ、ごめんなさい。
私と・・別れてください‥‥‥‥」
と、言うと

理人は
「・・・そっか?
やはり・・・
・・・そうなんだ?」
「ごめんね、本当にごめんなさい。
理人には、大切にしてもらったのに。」
「‥‥榎音の中には‥‥
   ‥‥俺は、もういない?」
「そうじゃない、そうじゃないけど
  好きな··人が·····できた····の」
「・・・好きな・・人?」
「・・・本当は、一度は・・
    ‥‥‥諦めた人・・」
「・・あの‥‥榎音が、恋愛から
   遠退く位に好きだった人?」
「えっ・・うっ・・うん。」
「そうか、認めたくないけど。
   そうか・・そうなんだ・・」
と、言いながら
理人は、その場から
     去って行った。

榎音は、その後姿を
見ているしかなかった。
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