見えない・・心

···入院


理人は、点滴をされて
一晩入院して
明日は、帰れるそうだ。
良かった。

かすみちゃんも心配していたが
「榎音、自分のせいとか
思っていないでしょうね。
彼も良い大人なんだから
良いこと、悪いことは
わかるはずだよ。」
「うん、だけど・・」
「だけどじゃないよ。
淕の気持ちも考えなさいよ。」
「はい。」
かすみは、榎音が気になるが
仕事があるので病棟に戻った。

榎音は、
かすみの言葉は正しいのだが
理人の姿に
辛いものがあった。

理人は、点滴のおかげで
少し顔色もよくなった。

パパと淕には、
友達が倒れたので
看病していると連絡した。

二人とも、わかった。
と、連絡をくれた。

次の日の朝
理人は、目を覚まし
「榎音?ここは?」
「病院だよ。
理人、いったいどうしたの?」
「えっ?なんで病院?
   どうして、榎音が?」
「私が病院の研修から終わって
病院をでたら、理人がいて
そのままな倒れたの」
「・・・ええっ・・」
「理人、目が覚めたら
帰って良いみたいよ。どうする?」
「・・ああ····帰るよ·····」
私は、退院の手続きをして
理人を連れて病院をでた。
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