見えない・・心

···看病


私は、理人をマンションに
連れて帰った。

理人の部屋の場所を訊ねて
理人をベットに寝せた。

理人は、
「親父は?」
「淕っ、あっ、お父さんは出張だよ。」
「そうなんだ。
淕とよんでいるだね」
「あ‥‥うん。」
「いや、気にしないで。
それから、迷惑かけてごめんな。
病院もありがとう。」
「ううん、それはいいの。
だけど、体は大事にして。」
「そうだね。そうするよ。」
「まだ、体辛いでしょ
何か買ってくるから
それまで寝ていて
食べたら薬をのんでね。」
「わかった・・
榎音、まだいてくれる?」
「うん、いるよ。
いるから、安心して。
玄関のカギ借りて良い?」
「ああ、使って。」
と、言いながら理人はベットに
横になった。

久しぶりの自分のベットで
安心してゆっくり眠れた。

榎音は、近くのコンビニへ行き
必要な物を買ってから
マンションに戻った。

温めるだけのレトルトだけど
温めてから、理人を一度起こして
食べてもらった。

水分や胃に負担がないようにして
薬を飲ませて
再び理人を寝せた。

昨夜からの疲れか
榎音もそのまま
理人のベットに頭をのせたまま
眠ってしまった。
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