見えない・・心

···うまく··いかない


そんなことを知らない淕は、
榎音に連絡するが
LINEも既読にならずに
電話も出ないので
心配していた。

取り合えず、マンションに戻り
玄関を開けると
理人?
理人の靴と女性物の靴があった。

女性の靴には見覚えがある。
‥‥‥かのん?‥‥‥

淕は、リビングに行くが
二人の姿はなく
俺の部屋か?
と、思うが
部屋には、いなかった。

まさか?まさか····だよな‥‥‥
と、理人の部屋のドワを開けると

そこには‥‥‥‥

理人のベットに
理人に後ろから抱きしめられて
寝てる榎音がいた。

久しぶりの理人の顔は
榎音の髪に隠れて
半分しか見えないが
真っ白に見えた。

榎音が、昨日言っていた
友人とは‥‥
 理人のことか?

と、考えながら
淕は、理人の部屋のドアを閉めた。

なぜ····なんだ‥‥
なぜっ·····だが‥‥上手くいかない。

榎音や理人にイライラするよりも
榎音の嘘に怒りがわくよりも
その事が、頭を占めていた。
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