見えない・・心
···淕
淕・・・
ドイツについて
恩師にあい
ゆったりと過ごしていた。
ドイツの恩師から
「こちらに来て一緒に働かないか?」
と、言われた。
正直、それでもよいかと
考えていた。
だが、その前に
榎音と話す必要があった。
俺は、あれからひと月後に
日本に帰国した。
ドイツの大学から
正式に日本の大学に
依頼が入っていた。
自宅に戻ると
理人より
家を出て、独り暮らしをする事と
今までのお礼が
書かれていた
手紙がリビングに
置かれていた。
俺は、そうか
と、思っただけだった。
大学に行くと
事務課から
「進藤さんと言われる女性の方が
教授を訪ねてこられました。」
と、言われた。
ああ、かすみか
と、思った。
それから、かすみに連絡をして
会うことにした。