見えない・・心
···お腹の天使
「大丈夫だよ。
赤ちゃんは、榎音のお腹にいるよ。
ただ、小さすぎるのと
流産しかかってるから
全体安静だよ。
最低でも、後ひと月は、
お腹に入れておいた方がいい。」
と、言われた。
私は、パパをみると
パパは、
「ママが、気づいていないのに
いなくならずに
お腹の中で頑張っていた子だ
大丈夫、問題ない。」
と、言ってくれてから
「佑斗が、お前が倒れているのに
気づいたんだ。
だから、助かった。
時間がたっていたら
二人とも助からなかった
と、言われたよ。」
「佑斗君、ありがとうございます。」
「いやっいいんだ。
ただ・・・血だらけの中の
榎音を見たときは、びっくりしたがな。」
「な~に言ってんの
かなり動揺して
大変だったのよ。
先生方に、
絶体、二人とも助けろ
ってえらい剣幕でね。」
「くすっ、ありがとう
本当にありがとう、佑斗君」
「佑斗のことは、いいから
休みなさい。
一度、戻って
出直してくるからね。」
と、言って三人は
帰って言った。
帰りに三人は、今後どうするか
話をしたが、榎音の意見を聞いてから
と、なった。