見えない・・心

···友人に感謝


後で、聞いたら
広美が、臨月前に
潤平君に
「間もなく蛍が出産をむかえるの
もし、理人君に
赤ちゃんと会ってみたいと
言う気持ちが有れば来て欲しい。

来ない時は、二度と連絡もしないし
関わらせないから。」
と、言ったらしい。

分娩室に入った
と、連絡した結果が
今こうなっている。

病室に戻ると
理人君が入ってきて
「どうして?」
と、言ったから
「ん?大好きな人との
赤ちゃんと言うのもあるし
はじめから産まない選択しは
なかったの
ごめんなさい、
騙すようなことをして。」
と、答えると
「いや、いいんだ。
こんな俺だけど
一緒に育てさせてくれる?」
「えっ、理人君は、好きな人いるよね?
責任とかで一緒にいても
続かないよ。
気持ちだけで、大丈夫だよ。」
と、言った。
「やはり。
だけど俺自身をみて欲しい。」
と、言われた。

それで、退院したら
理人君のお父さんのマンションに
一緒に住む事になった。

理人君のお父さんは、
「好きに使いなさい。」
と、言ってくれたらしい。

私の両親には、
きちんと挨拶をしてくれた。

最初、父親は怒っていたが
私が勝手にしたことを話すと
理人君に謝っていた。

私達は、一緒に暮らしてみて
先を決めようと話をして
今に・・・いたる。
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