見えない・・心

···見て欲しい


一週間後に蛍は、里々羽を連れて帰ってきた。
その時、蛍の友人の広美ちゃんと
潤平を家に呼んで
報告をした。

広美ちゃんから
蛍の妊婦中の話を聞いたりした。

俺は、今口で色々言っても
伝わらないから
一緒に暮らして
俺を知ってもらうしかない。
と、話した。

二人は、安心して帰って行った。

蛍は、産休を取っていたので
ゆっくり過ごしてもらった。

俺は、里々羽の育児を
習いながら出来る範囲で
一緒にやっていた。

蛍は、榎音みたいに綺麗ではないが
クルクルした目
つぶらな鼻
小振りな口
背も160ない。
小さくて、可愛い娘だ。

朝・夕は、
必ずキスをして
仕事に行ったり、帰宅したり
していた。

蛍は、キスをする度に
真っ赤になる
それが、また俺には新鮮に見えた。

榎音には、好きな娘が出来たと
報告すると
『良かったね、大切にしてね。』
と、ラインが来ていた。
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