見えない・・心
15☆☆互いの気持ち

···あなたで良かった


今日は、俺と蛍の結婚式だ。

親父は、昨夜帰国してくれて
蛍の両親との顔あわせをしてくれた。

俺の蛍に対する態度を
お詫びしていたが
蛍のお父さんも
勝手に産んでしまい
と、詫びていた。

里々羽は、始めてみる親父に
「ジイジ?」
「はい。はじめまして
高城 淕です。
里々羽ちゃんのパパのパパに
なります。」
と、言うと
里々羽も
「お願いします。」
と、言ってみんなを笑わせていた。

蛍も
「ご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。
蛍ともうします。
お義父様の家に住まわせて頂いています。」
「はじめまして、理人の父親の淕です。
勝手な息子ですみません。
あのマンションは、理人に渡して
いますから、気にすることは、
ありませんよ。
ずっと自由に使って下さい。」
「ありがとうございます。
お義父様は、日本には
もう、戻られないのですか?」
「そうですね。
日本には、辛い思いしかないので。
私には、ドイツがあっています。
ドイツは、建造物も美しく
心が満たされます。」
「うふふっ、本当にドイツが
好きなのですね。
ドイツのお話をされるときの
お義父様は、とても愛しそうです。」
「あっ、嫌、照れるな。」
「お義父様も幸せを見つけて
くださいね、きっと。」
「ありがとう。
蛍さんみたいな方で良かった。」

蛍は、明日、上手く行って
欲しいと願わずには入れなかった。

そんな蛍を理人は、抱き締めて
耳元で
「ありがとう。」
と、言うと
蛍は、首を振り
理人を抱き締めた。
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