見えない・・心

···再会?


披露宴には、
理人や蛍の友人達
学校の先生方や会社の方が
参列してくれていた。

理人は、榎音を見つけて
「榎音、来てくれてありがとう。
妻の蛍だよ。
蛍、荒垣 榎音だよ。」
「初めまして、蛍です。」
「こちらこそ。
初めまして、荒垣 榎音です。
本日は、おめでとうございます。
それから、
ご招待頂き、ありがとうございます。」
「いいえ。
見えて頂いて、こちらこそ
ありがとうございます。
理人の言う通り、美しい方ですね。」
「まあ、なんて理人は
    言ってるのかしら」
と、言って
みんなで笑いあっていた。

理人が、
「榎音、ちょっと
こっちにきて、見せたいものがあるんだ。」
「えっ、何?
また、後でね、蛍さん。」
「はい。お家にも
いつでも、遊びに来て下さいね。」
と、言いながら
どうか····上手く行きますように。
と、心の中で願った。

理人は、榎音とひとつの部屋の前にいき
ドアを開けた。

開けた先に······

  ・・・・・淕っ・?!・

    えっ······榎音·····?!



榎音は、理人を見る·····

理人は、
「後は、二人に任せるけど
   きちんと話をして欲しい。」
と、言って部屋を出た。
< 89 / 108 >

この作品をシェア

pagetop