見えない・・心

···やっと、だな


榎音は、ゆねがお腹に入って
しばらくしてから休職し
出産を終えたら
退職するつもりでいた。

淕には、妊娠した報告は
していたが、出産間近だとか
連絡するつもりはなかった。

だけど・・
かすみちゃんが連絡をしたみたいだ。

その日
涼やかすみ、佑斗
理人や蛍、里々羽も来てくれた。
蛍も二人目がお腹にいる。

淕は、涼に
「恩師にも誠意を尽くしました。
日本に帰る許可も頂きました。
長く、ご心配ばかりおかけして
申し訳ありませんでした。
榎音と叶夢と夢音と四人で
幸せになりたいと思っています。
お許しを頂けますか?」
「ああ、今までも
夫婦のような二人だったけど
正式な夫婦となって欲しい。
娘をよろしくお願いします。」
「はい、ありがとうございます。」
と、淕が言うと
「やっとだな、親父。
よかったな、榎音」
「「ありがとう、理人・蛍さん」」
「いいえ、私は何も。
でも、お二人の幸せを願ってます。」
と、蛍が言うと
「ふん、今までみたいで、いいのに。
結婚しなくても。」
「「佑斗!!ゆうと!」」
と、かすみと涼に
怒られていた。
「クスクスっ、佑斗君
今まで、本当にありがとう。
私、幸せなるね。」
と、榎音が言うと
「いい加減、姪っ子、離れしなさいよ。」
と、かすみに言われ
みんなは、笑だしていた。
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