あずゆづ。
「やっぱり、ゆづ……だよね」
「………っ」
私は、こくんっとうなずいた。
そんな、つらそうな顔させちゃって……
ごめんねゆうちゃん。
私からの返事を、ずっと……ずっとずっと待っててくれたのに。
「どうしても、私の中にゆづくんがいるの……・
傍にいるときも、いないときも、
いつだってゆづくんのことで頭の中いっぱいなの」
そして、そうやってゆづくんのことを考えていると
胸がぎゅーって苦しくなって。
でも、嫌な『苦しい』じゃなくて。
私は自分の胸に手を当てて、今ある自分の思いを全部素直にゆうちゃんへぶつけた。
「上手く言えないけど……
ゆづくんと一緒にいたい
もっと触れたいって……
傍にいたいって思うの」
それで、一緒にいるとドキドキして、嬉しくて。
「それで……」
「もういいよ」
「え……っ」
ゆうちゃんに遮られ、はっと我に返った私。