あずゆづ。

***

「……くたびれた……」


テストが終了した、昼休み。

私はあまりの疲労感に、机に突っ伏した。

やっぱりどんなに準備していたとしても、テストってだけで疲れるよ……。


「おい」

「ハイ……?」


頭上から、誰かに呼ばれ

ゆっくりと顔を上げると。


「…ゆゆゆゆゆづく……!?!?」


相変わらずパーフェクトマッスルなゆづくんが

私の席の前に立っていた。

すぐさま私はゆづくんから目を逸らす。


「お前、なんで俺を避けるんだよ」

「さ、避けてなんかない、ヨ!?」


ほらあ~、やっぱり変に誤解されてるじゃん~!!



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