12時の鐘で消えた王子様







「れむ、さいきんなんでぼくとあそんでくれないの?」




レンにもこの楽しさがわかると思った。




だから私はこう言った。




「ひみつのばしょだよ!そうだ、レンもくる?楽しいよ!」




レンはこくりと頷いた。




早速、海へと向かう。




そして、あの建物へと足を運んでいく。




でも、そこにもう、王子の姿はなかった。






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