12時の鐘で消えた王子様







全てのことを話し終えて、場がしんと静まる。




「えっと……つまり、親の都合?ってこと?」




さすがの長崎(←寧々)でも、どう反応していいかわからなかったのだろう。




「うん」




簡単に言えばそういうことになる。




「ざけんなよ、おまえ……」




見ると一ノ瀬くんの体が震えている。






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