12時の鐘で消えた王子様







お互いに息を整える。




「あ、の………王子くん………………なんで、キス、なんて…………」




キスされた唇を手で覆う。




「やっと会えた、れむ…………」




王子くんは、もう一度私を抱き締めた。




懐かしい空気が流れていく。






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