12時の鐘で消えた王子様







そんなこと聞かなくても、本当はもうわかってる。




レンのこの慌てっぷり。




レンは、好きな人がいる。




「おまっゴホッゲホッな、なんでっゴホッ!んなことっ!」




レンが必死に息を整えながら言う。




まだ喉にスポーツドリンクが詰まっているのにも関わらずレンは続けた。






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