12時の鐘で消えた王子様











「…………で?」




「?? 『で?』って?」




購買で買ったパンを食べなから、寧々に昨日の出来事を話す。




「だーかーらっ、他には?ってこと!」




寧々が机に身を乗せる。




「他?他はね……」




私は昨日のことを思い出しながら言った。




「あ、今度の体育祭、楽しみだねっ!っていう話をしたよ!」




すると、呆れたように言う寧々。




「はぁ、ダメだ。この子は。」






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