運命は二人を
「やっぱり美味しいわ。私は毎日でも食べれるわよ。」
「そうだね。でも、明後日から南フランスを回る予定なんだ。だから、またフランスに来る時は、食べにこよう。」
「えっそうなの?聞いてないわ。」
「驚かそうと思って、ごめん。何か美也の都合が合わなければ、出発を伸ばすよ。」
「ううん、大丈夫だよ。恩師とも会えないし、別に用事もないから。それよりも、南フランスは初めてだから嬉しい。」
「そう、よかった。楽しんでこような。それから、明日の夜は、取り引き先の社長と食事をする事になった。それが終われば、後の3日は休みを取る予定だから、二人でゆっくり回ろうな。」
「ほんと、楽しみ!」
「明日の夜は一人で食事させるようになるけど、なるべく早く帰るから、荷物を整理して明後日はレンタカーを借りて出かけよう。」