運命は二人を
夕方、やっと荷物も片付き、夕飯は、ピザとパスタのデリバリーを頼むことにした。

「じゃ、届くまでの間に、俺はシャワーをあびてくるな。」

「ん、わかった。ゆっくりしてきて。」

美也は、皿やカトラリーを準備して、自分もシャワーの用意をした。

二人の初めての夜、パジャマでは、色気がないとは思ったが、これから家庭では、自分らしく過ごしたいと考え、ホームウェアーとパジャマの間のようなナイトウェアーを選んだ。

和泉が、シャワーを終えて出てきた。

和泉もパジャマではなく、上が縞模様で、下が無地のトレーニングウェアーだった。

自分と同じようなナイトウェアーで、ちょっと安心した。
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