運命は二人を
「美也、おいで。」

一足早くベッドに横たわって和泉が誘う。

美也は、電灯を消して、ベッドに入った。

「美也、これじゃ何も見えないよ。」

「でも、月明かりで、うっすらわかるか、な?」

「わかったよ。これで我慢するよ。美也は初めてだもんな。」

と言うと、和泉は、美也の顔を両手で覆い、優しいキスをしてきた。

まだまだ、キスも慣れてない美也に、和泉は、可愛さが溢れて仕方がないのだった。

たくさん身体中にキスの洗礼を受け、美也は、自分の身体が自分でコントロール出来ないことを知った。

和泉は、初めての美也を気遣いながら、少しずつ事を進めて行く。

< 85 / 86 >

この作品をシェア

pagetop