君がいなくなるその時は



大聖はバスケ部で、すごく上手でレギュラーを勝ち取れるほどの実力があった。


顧問の大木先生からも一目置かれてたし、次の大会に出ること間違いなしって言われてた。


だけど、それを聞いてたバスケ部の先輩たちが大聖のことを良く思わなくって…。


ある日の放課後、大聖を階段から突き落とした。

それで大聖は足首を捻挫した。

傍から見たら怪我してるなんて見えなかったから、大聖が無理してたのに、幼なじみであるわたしが何も気づいてあげれなくて、悲しくなった。


大聖と話して、大聖もわたしも言いたい事が言い合えて、なんかスッキリした。

大聖はその大会には出れなかったけど、ちゃんと怪我も直して、次の大会に出てしっかり成績も残した。


わたしと大聖の関係も、昔みたいに戻って、今に至る。


1回幼なじみが終わっちゃうんじゃないかっていう危機があったけど、それを乗り越えることが出来て今がある。


わたしは1回大聖に助けられてるから、大聖になんかあると自分のことのように本気になっちゃうんだよね。



すごく大切な幼なじみだから。家族と同じくらい大切。


< 7 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop