テディベア



大希が掴んでいた襟の部分は汗で濡れていた。その部分を触ると大希のあの怖い顔が浮かび上がってきた。






「フン!っだ!!!大希なんか知らないから」




授業中、紫織の中には大希のあの顔が出てきていた。



そのたびに紫織の心臓がバックンバックンした。





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