テディベア
まぁや
「うわぁ……可愛い」
ブランコの競争は体力的に大希が勝利し、紫織は滑り台に上って大希を上から見下ろした。
そしてプレゼントの包装をきれいにとり、中身を見た。
「熊のぬいぐるみぃ♪」
紫織はぬいぐるみを太陽にかざした。
ぬいぐるみの首元には真っ赤なリボンがついていた。
「熊のぬいぐるみじゃなくてテディベアって言うんだよ(笑」
下から馬鹿にした様に言う大希。
「うるさい!!一言多い!!」
「そんな事言うんだったらそれ帰してもらうぞ」
「やだ!!!」
紫織はテディベアはギュッと抱いた。
「あっそだ!!それに名前付けてよ」