必ず、お前を守ってやる!
次の日、私は、大家さんにあいさつをしにいった。
「こんにちは。」
「あら、彩香ちゃんじゃないの。どう、部屋の片付けは、終わった?」
「いえ。全く片付いてないです…」
「あら、それは大変ね。もし、手伝いが出来たら行くからね。」
「ありがとうございます。」
「困ったらときは、お互い様よ。これからよろしくね。」
「はい。」
「そうだ。黒龍って知ってる?」
「いえ。全く」
すると、大家さんは小声で
「黒龍っていうのは、ここらで有名な暴走族集団で、総長がものすごいやつらしくてね。ここらへんの暴走族を一ヶ月でまとめあげたって噂よ。倉庫もここらへんにあるらしいし、彩香ちゃん、可愛いうえに独り暮らしなんだから、気を付けてね。」
「わかりました。気を付けます。でも、私可愛くないんで大丈夫だと思いますよ。」
「そんなのわからないでしょ。あっもうこんな時間だ。
ごめんね。これから用事が…もし、何かあったら何でもいってね。」
「はい。これからよろしくお願いします。」
優しそうな大家さんで良かった。隣の人と違って!
さぁ近くのスーパーで野菜買わなきゃ。お腹すいた…
私は、お財布を持ってスーパーに向かった。
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