半神と守護者
ちょっと待って、1回落ち着こう。






ソファに座ると首からチャリと音がした






『ん?』





見ると、鍵が首にかかっていた。





『鍵?これってもしかして、手帳に書かれていた”次元の鍵”?』





うん、多分きっとそう。






さっきお母さんも言ってた、”次元の鍵の封印を解除する”って。







これで異世界に行ける。






やっぱり私は、全てを知りたい。






必要なのは”魔力”と”次元の鍵”。





『っと、その前にこの街にお別れしようかな?今何時だろう』





え、ちょっと待って見間違えじゃないよね?






『夜中の二時ぃぃぃぃぃぃ!?』






嘘、全然気づかなかった。






『ま、まぁいっか!よし、制服から着替えて街へ行こう!』














街へでると行っても自分の思い出の場所をまわるだけ。






忘れないように・・・






『あ、この公園懐かしいなー』





最近は来ていなかったけど、自転車を乗れるよう練習する時何回も来てたなー、懐かしい






『もうやだ!自転車なんて乗らない!乗れなくてもいいもん!』




『じゃあ、乗れる様になったら3人でどこかサイクリングに行こうか』




『ほんと!?約束だよ!』





『ああ。約束』




『『指きりげんまん嘘ついたら針千本のーます指きった!』』





おっと、思い出に浸っている場合ではない




でも、懐かしいなー





結局あの後、3人で隣町までサイクリングしたんだよね




懐かしい・・・




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