完璧王子とスミッコ少女
「ねぇ聞いた?
美紗ちゃん産休で再来週から新しいイケメンの先生来るらしいよ」

「うっそ~!?」

さっきから教室で大きな声で話す女子
美紗ちゃんとは、理科の先生である。

結構美人な先生で遠くから見てよく目の保養をさせてもらっている先生である。

「最近美紗ちゃんの話で持ち切りだよな」

明華違うぞ

「それと、多分イケメンの先生が来ることでだけど」

それだよNice琴

如何やら男の先生が来るとかで、
興味もない私のとこまで話題が来ている

「美紗ちゃんの代わりって事は理科担当だよな」

まぁ、そうなるでしょうね

そんな話をしていると、

「猫宮お前今日に直だろ
すまんが次の授業の資料2-6に忘れたから取りに行ってくれ」

忘れ物をした先生は片手をあげ、
“後は頼む”と言い残し教室を去っていった。

・・・はぁ!?

イヤイヤ何爽やかな笑顔で面倒ごと押し付けてるの?

「しずドンマイ」

「大変ね」

うぅ~(泣)

てか、どっか行くならついでに行けよ

まだまだ言いたい事はあるが、
言い出したらキリがないのでここでやめとく

6組は桐谷のクラスだし・・・
今日はなんて不運なんだ!!
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