眠れない夜
「こっち向いてよ」


「やだ」


彼は「ふふ」っと笑って後ろから私をぎゅっと抱きしめた。


彼の右腕が私のお腹に触れてくすぐったい。


彼の右手はお腹から徐々に上に上がってくる。


「嫌だったら言って」


「嫌じゃないよ」


むしろ触れてほしい、と思った。


彼は服の上から手のひら全体で包み込むように私の左胸に触れた。


ゆっくりともみしだく。


彼の指先が胸の小さな突起を刺激した。


「ん」


「かわいい」


 身体が一気に熱くなるのを感じた。


彼はすかさず私のTシャツの裾から手を入れ、直に私の胸に触れ始めた。
 

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