恋を教えてくれた君と恋を思い出させてくれた君。
夏休み期間、ずっと隼人とLINEしていた
もちろん、宿題もちゃんとやったけど。何もしていない時、暇な時、寝るとき。
基本隼人と電話していた

楽しいし、隼人と話している時は嫌なことを忘れて、幸せな気持ちになれたから。
この気持ちが、恋だと思い出した


自分の気持ちに、気付くなんて、そんな難しい事じゃなかった

毎日話をしていたら、そりゃ、私だって………


──好きになるよ。


夏休みももう後半。
いつ話せなくなるか分からない私の周りの環境。
告白に悩んでいる暇はなかった。

いつ携帯を取り上げられるかわからない
私が隼人と繋がっているのはこの無機質な白いスマホだけなのだ。

友達にも話してみた。
ネ友ということはいってない
ただ、好きな人ができたと。そう伝えた
ただ友達に背中を押して欲しかっただけかもしれない。

相談して、頑張ってきな!と言われた
なんだろう、友達にそう言われると頑張れる気がした

明日。気持ちを伝えよう…
< 14 / 18 >

この作品をシェア

pagetop