恋を教えてくれた君と恋を思い出させてくれた君。
私「付き合って6ヶ月。
彼は私に約束を2つした
1つ、僕の代わりに、音を奏で続けて。
2つ、どうか、僕がいなくなっても泣かないで。
私はこの2つを約束した。」

ずっと話していたせいか、少し疲れてしまった。

私「その後、2日間彼は学校に来なかった
来なくなって3日後、学校に1本の電話がきた
それは彼が自殺したという知らせ。
そして私はすぐ、校長室に呼ばれた。」

私「校長室に入ると、担任や校長から話をされた
警察から、彼が私宛に残したものを渡された
箱の中を見ると大量の楽譜と彼のフルート、彼からの手紙が入っていた」

私「手紙には『僕、強くないんだ。ごめん。耐えきれなかった、この生活に。
僕の大切なもの、フルートと、僕が練習をしていた楽譜。それと封筒の中にネックレスが入ってる
本当は誕生日に優希に渡すつもりだったんだけど、ごめんね。』そう書かれてた。」

龍崎「ストップ。優希、落ち着いて。涙を拭いて、ゆっくり呼吸しな」

私「え、?泣いてな…あれ。おかしいなぁ。」
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