あの時この場所で。
『めーちゃん!
お待たせ!車椅子持ってきたよ』
「ありがとう!」
さすがにおんぶであがるのは恥ずかしいからね
『さ 行こう?』
「うん!」
視線が強くなって振り返ると
柱に居た女の人が近寄ってきていた。
「うわっ!!」
思わず声を上げてしまった
『めーちゃん どしたの?』
「あっううん
なんでもないよ!膝痛くなっただけ!」
『えっ大丈夫?
急がないとね!」
そう言って エレベーターに乗った
さっきの女の人はもう居なかった。
まぁ知らない人だしいいや!
てか 膝が痛い。
今までこんなに痛いことなかったのに
不安が重くのしかかる。
ほんとに出来なくなるのだろうか