【短】虹色
そんな貴方の色を教えて。
貴方の温度で変化していく、その眩い光の色を。
そうしたら、また…。
あたしは貴方に恋をする。
たとえ、告げることの出来ない想いがあっても…。
必ず、此処から、ちゃんと答えを出して、微笑み返すことが出来るから。
「都夢、大好き…」
「俺も、茉莉亜が好きだよ。あの日声を掛けた時から…」
そう、
「トムとマリアなんて、なんか海外ドラマみたい」
「そんな事言ったら、最後はちゃんとハッピーエンドになんないといけないじゃん」
そんな会話をした時から…あたし達の関係は始まっていたんだ…。
fin.