真夏のプール
と、思った次の瞬間。
「うっそーん!」
落ち込んでいたように見えた真海は、パッと笑顔に戻って爽やかに、でも悪戯っ子のように笑った。
さっきからなんかニヤニヤしるなって思ってたけど。
そういうことね。
真海はその言葉と同時に、私にバシャっと水をかける。
「えぇっ、ちょ、うわっっ!!」
あまりにも突然だったから、それを避けきれなかった私。
後ろに仰け反ろうとした時、下に置いてあったホースに足を絡ませ、滑りそうになる。
これ、コケるわ。
そう思ったのと同時に、真海が私の腕を掴んだのが見えた。
バッシャーーーン!!