私を拾ってくれませんか?
「まぁ、取り敢えず入って入って。」
「あ、はい。お邪魔します。」
あれ?今気づいたけど、これ入っても大丈夫なのかな?
よく考えれば私結構危なくない?
ヤバくない?ヤバくなくなくない?
玄関で立ち止まりそんなことをぐるぐる考えていると。
「おい。お前こっちに来い。」
「え?うゎ!」
グイっと手を引かれやっぱ来るんじゃなかったと後悔していると、脱衣所に連れてこられた。
「え、あの、」
「ん。タオルはこれ使え。服はすぐ洗濯しろ。それでそのまま乾燥機にでもかけろ。やり方はわかるか?とりあえず、汚れた体を綺麗にしろ。」
命令口調だけど、優しいのその言葉を聞いてホッとした。
そうゆう事か。良かった。
「はい。やり方は分かります。ありがとうございます。」