私を拾ってくれませんか?
「さ、話をする前に自己紹介しよっか。」
お茶を出してくれた人が、にこりと微笑んで言った。
「はい!はい!俺から!えっと、俺は、佐倉真!よろしくね!」
青色の髪の毛に大きな目。
そこらのアイドルよりも断然可愛い。
羽が見える。なんだ。この天使は。
「次は僕かな。僕は羽柴蒼司。よろしく。」
明るい茶色の髪の毛に、爽やかな笑み。
見た目からしてすごく優しそうだ。それに気がきく。
この人絶対良い人だ。