私を拾ってくれませんか?
「「「「「え?」」」」」
次は私と他の4人が声を揃えて言った。
「おい!裕也!テメェ何言ってんだよ。」
「いや、だって拾ってって言われたから。て言うか、光貴煩い。」
「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、裕也。落ち着こうか。犬じゃないんだぞ?」
「蒼司。お前が落ち着け。犬じゃないことぐらい知ってる。」
「俺は女の子大歓迎だけどね。」
「斗真は黙っててよ!祐くん!本気なの?」
「あぁ。本気だ。」
3人の慌てる声と、2人の呑気な声が飛び交う。
その光景の原因を作った私は、予想外の言葉を言われてフリーズしていた。