君のいる世界で夢を見る

「はぁ…。」


「陽葵…おつかれ。」


「なんかすごい疲れたわ…」


「あはは……まさか陽葵ちゃんがこんなに当たるなんて思わなかったからちょっとびっくりしてる。」


「古典の時間なんて3回だよ?!3回!!」


「まぁ、まぁ…」


こうやって皆で話してると時間なんて忘れちゃうんだよね。

私、皆で何気ない会話してる時が1番好きなんだ。


すごい落ち着く…。



「陽葵〜部活行こ!」


「あ、ごめん!私、少しの間部活休むね」


「え、なんかあった?」


「ちょっと体調が…」


「そっか〜…また陽葵とパスしようと思ったのにー」


「ごめん…小羽」


「ううん。気にしないで!早く体調治して一緒に練習しよ!」


「うん!」


体調が安定しないのはきっと、夏休みが終わったばかりだから疲労が貯まっているんだろう。


そう思っていたのに…
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