やりなおしちゃってもいいんですか?
ふとあることを思い出した。
付き合っていた頃、浩二と一緒にいるだけで
凄く視線を浴びることが苦痛だったことがあり
もっと人目につかない席がいいと我が儘を言った。
すると浩二は文句も言わず席を探してくれた。
その場所というのはテラス寄りで大きな柱の横の席だった。
今日みたいなに混んでいてもわかりにくい席なので空いている確率も高かった。
テーブルも小さめなので椅子も2つしか置けないのが私達にはぴったりな席で
浩二はそれを憶えていてその席へと向かっているのがわかった。
案の定その席は誰にも座られてはおらず浩二は余裕の笑みを浮かべた。
「憶えてたんだ・・・」
私がテーブルの上に買い物袋を置くとすっと繋いでいた手が離れ
浩二が席に座る。
「当たり前じゃん」頬杖をつきながら私を見上げた。
「そうやってすぐ座るとこ・・・変わってないね」
まるで高校生に戻ったような気持ちになる。
でもあの頃はすぐに座る浩二に対して指摘などす
る余裕はなかった。
するとしたり顔で浩二が私を見上げる。
「メグのすぐに座ろうとしないとこも・・・変わってないよ」
タイムスリップしたわけじゃないけど座った途端に付き合っていたときの
空気や匂いや感覚がよみがえり、胸がざわつく。
浩二も同じ気持ちなのかな?
付き合っていた頃、浩二と一緒にいるだけで
凄く視線を浴びることが苦痛だったことがあり
もっと人目につかない席がいいと我が儘を言った。
すると浩二は文句も言わず席を探してくれた。
その場所というのはテラス寄りで大きな柱の横の席だった。
今日みたいなに混んでいてもわかりにくい席なので空いている確率も高かった。
テーブルも小さめなので椅子も2つしか置けないのが私達にはぴったりな席で
浩二はそれを憶えていてその席へと向かっているのがわかった。
案の定その席は誰にも座られてはおらず浩二は余裕の笑みを浮かべた。
「憶えてたんだ・・・」
私がテーブルの上に買い物袋を置くとすっと繋いでいた手が離れ
浩二が席に座る。
「当たり前じゃん」頬杖をつきながら私を見上げた。
「そうやってすぐ座るとこ・・・変わってないね」
まるで高校生に戻ったような気持ちになる。
でもあの頃はすぐに座る浩二に対して指摘などす
る余裕はなかった。
するとしたり顔で浩二が私を見上げる。
「メグのすぐに座ろうとしないとこも・・・変わってないよ」
タイムスリップしたわけじゃないけど座った途端に付き合っていたときの
空気や匂いや感覚がよみがえり、胸がざわつく。
浩二も同じ気持ちなのかな?