やりなおしちゃってもいいんですか?

優しく触れる様に何度も何度もキスを交わす。

そして浩二の唇は私の唇から離れ首筋から鎖骨・・・そして

胸元へとゆっくりゆっくり降りてくる。

部屋の中に聞こえるのは私と浩二の甘い息づかいだけ

だけど息づかいは次第に激しくなり、私は押さえきれず

「あっ・・・あ!・・・んんっ」

自分でも恥ずかしくなってしまうような声が溢れる。

「浩二!」

ただ名前を呼びたかった。

目の前で私を抱く浩二を感じたくて名前を呼びながらしがみつく。

「・・・何?ここか感じるの?」

浩二は意地悪そうな笑みをこぼしながらわざと問いかける。

「・・・いじわる」

私は唇を噛みながら浩二を睨んだ。

すると浩二はゆっくりと顔を上げ唇が触れそうなぐらいに顔を近づける。

「そりゃ~意地悪もしたくなるよ。俺をこんなに待たせたんだからな」

言い方はちょっと乱暴だけど私を見つめる目は凄く優しくて

それだけで私は胸がキュンとしてしまう。

やっぱり浩二は意地悪だ。

私をこんなにも好きにさせちゃうんだから。

「もう・・・待たなくて良いよ」

私は浩二の頬に手を当てキスをする。

すると浩二の顔が一瞬で真っ赤になるのがわかった。

「お、おい!そんな潤んだ目で俺を煽って・・・この後どうなっても
知らないねーぞ」

「え?」

浩二は私の手を掴むとそれを自分の口元へ持って行く。

「もう・・・何があっても絶対にこの手離さないから・・・メグも
離すな」

私達は離れていた時間を取り戻すように

何度も何度も愛し合った。
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