やりなおしちゃってもいいんですか?
でもこのまま彩ちゃんがここに留まるって言うのは彼女として

困る。

別に浩二の事を信じていない訳ではない。

でもやっぱり彼女としては・・・面白くない。

だからといって彩ちゃんにこの部屋を使ってもらって

浩二は私の家にっていうのも

なんだかな・・・

・・・となると残る解決策は一つ。

「ねえ・・浩二」

「何?」

浩二が私の方を向くと彩ちゃんまで私を見る・・というより睨んでる。

浩二が困惑して彩ちゃんがこの調子で・・・

そんな時私も一緒になっていちいち過剰に反応してちゃだめ。

冷静にならなきゃ

「ちょっといい?」

浩二が溜息をつきながら立ち上がる。

「あのね・・・彩ちゃんのことなんだけど、私の家に泊めようかと思って」

「え-?メ、メグ・・・いいのか?」

浩二が驚いた様子で私を見た。

そりゃ驚くよね。

だってライバルのようなものだもん。

浩二と彩ちゃんが2人きりでここにいるのは面白くないのが半分。

もう半分は一度彩ちゃんと話をしてみたいって言う気持ち。

「うん・・・でもうちに泊めることは浩二が説得して。
私が話をしてもきっと嫌がるだろうし
うちには最強の母がいるからきっとなんとかなるし」

家の母って来る物拒まずって人で私の友達とすぐ仲良くなってしまう。

だから彩ちゃんの事も私一人だと心配な部分があるけど

母がいれば何とかなるっていうのもあった。

そして浩二は彩ちゃんを説得し、私は彩ちゃんを家に泊めることを母に電話した。
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