やりなおしちゃってもいいんですか?
「メ~グさん?」
「ん?」
名前を呼ばれて振り向くと塩田さんが心配そうな顔で私を見ている。
「どうしたんです?さっきから店の入り口ばかり見て…何かあるんです?」
「え?そう?」
とぼけたように返事をする。
まさか自分の彼氏に片思いしている子が店に来るなんて言えるわけがない。
だが塩田さんは私の不自然な動きに敏感だった。
「いやいや、すっごく見てましたよ。心ここにあらずって感じで~」
探る様な目で私を見る塩田さんにどうやってごまかそうかと
頭の中で言葉を探していた。
すると塩田さんが急に手を口に当て「あ~~!わかった」っと少し興奮気味に
店の外の方に目を向けた。
まさか彩ちゃんが来た?でも塩田さんは彩ちゃんの事など全く知らないはずなのに…
どういうこと?と入り口の方を見ると
―チリンチリーン
お店のドアが開くと同時に
「い、いらっしゃいませ」
緊張のあまり噛んでしまう。
だが店に入ってきたのは彩ちゃんではなく
「こんにちは、お世話になっております『ストライプ』の杉谷です」
浩二だった。
「ん?」
名前を呼ばれて振り向くと塩田さんが心配そうな顔で私を見ている。
「どうしたんです?さっきから店の入り口ばかり見て…何かあるんです?」
「え?そう?」
とぼけたように返事をする。
まさか自分の彼氏に片思いしている子が店に来るなんて言えるわけがない。
だが塩田さんは私の不自然な動きに敏感だった。
「いやいや、すっごく見てましたよ。心ここにあらずって感じで~」
探る様な目で私を見る塩田さんにどうやってごまかそうかと
頭の中で言葉を探していた。
すると塩田さんが急に手を口に当て「あ~~!わかった」っと少し興奮気味に
店の外の方に目を向けた。
まさか彩ちゃんが来た?でも塩田さんは彩ちゃんの事など全く知らないはずなのに…
どういうこと?と入り口の方を見ると
―チリンチリーン
お店のドアが開くと同時に
「い、いらっしゃいませ」
緊張のあまり噛んでしまう。
だが店に入ってきたのは彩ちゃんではなく
「こんにちは、お世話になっております『ストライプ』の杉谷です」
浩二だった。